おうえん

 togetterで話題になってた

ある漫画の連載終了を受け、漫画家や作り手が語り始めた『孤独』と『ファンの声』についてのお話

を見た。

 

ファンレターは出したことが無い。

出してみようかと考えたことは何度もある。

だけど出せたことはない。

書いてみようかな、と思っても

文才ないし、好きな理由とか感覚を形にできない・・

それにこんなに面白い漫画家さんはいっぱいお手紙もらったり

ネットに感想いっぱいのってるだろうしな

と思ってやめてしまう。

 

少し前に羽海野チカツイッター

ファンレターについてツイートしていた。

(以下、羽海野チカ@CHICAUMINO ツイートより抜粋)

 

お手紙を読んでいると、私ですら無意識で描いていたところを言葉にしてもらっていたり、みんなが毎日、何がつらくて、何が悲しくて、何がうれしかったかを教えてもらえるのが沁みます

やっぱり、私一人では、自分の人生しかわからないので、身近な友人たち、家族や、仕事で出会った大事なひとたち、色んな話をきかせてもらって、自分なりに何年かお腹の中で溶かして、それを作品の中に自分なりの気持ちを足して、刻み込んで描かせてもらっているのだと思います

だから、みんなのお話も、読ませてもらって、はっとしたり、知らなかった事を知れたり、私が知らなかった気持ちを教えてもらったりで、読ませてもらうことで、私のお腹の中にいろんな声がおさまっていって、それがこの先の私自身になったり、作品の中に溶け出していったりするのだと

だからとても、やっぱり、お手紙は大事なものです。 ほんとうにありがとう。 長くても短くてもうれしいです。好きなシーンの羅列だけでもうれしいです。笑ったとことか、しんみりしたとことか、なんでもないけどココが好きだなとか、それをきくだけでも、自分以外の人の気持を知れる気がします @CHICAUMINO

 

 

 

これを読んで

ああとりあえず「好きだ」と

伝えることも大事なのだな、と思えた。

こういう風に作者さんから

「シーンの羅列だけでもいい」って提示してもらえると

そっかそれでもいいんだ、じゃあ出してみようかな

と思える。

自分の字を書いて

自分の名前を書いて

あて先もしっかり書いて

切手を貼って

ポストに入れる。

ネットで手軽に感想を外に発信できる今だからこそ

もらう側も送る側も手紙の重さをより感じる。

 

だけど躊躇している間に

大好きな作品が終わってしまう可能性があるなら

自分のことばが

作品のエネルギーになれるなら

出したい、と思う。